金融商品販売のあり方が問われる中、「顧客本位の業務運営」の担い手に対する責務がこれまで以上に重視されてきています。その候補としてIFA(独立系フィナンシャル・アドバイザー)が金融業界だけでなく顧客側からも注目されてきていますが、日本において、IFAの一貫した定義はなく、一般に独立した立場で営業活動を行う金融の専門家というイメージが先行している状況です。
そうした中、株式等の売買委託手数料の無料化や運用報酬の低下が進み、金融機関は既存ビジネスモデルでは今後の成長戦略を描く事が難しくなってきています。 第2回目は、「なぜ地域連合、銀証連合が生まれるのか」をテーマにIFAビジネスについて考察してまいります。
アジェンダ
- 昨今の地域連合、銀証連合の動向とそれに対する見立て
- 米国に見る銀行と独立系アドバイザーの共存共栄
- 英国のIFAは5人以下が9割を占めている理由