ご案内
市場の動向を大きく左右する日銀の金融政策決定会合の内容について、表面的な政策効果だけでなく、より本質的な分析を求める声が多くなっています。そのご要望にお応えするため、リフィニティブではロイター編集局と連携し、毎回の日銀会合の結果と黒田東彦総裁の会見を踏まえた金融政策の効果と影響を分析するイベントを継続的に開催しています。
内外情勢が激しく変化する中で、3月の日銀金融政策決定会合が開催されます。ロシアのウクライナ侵攻後、原油などのエネルギー価格だけでなく、非鉄金属や小麦など国際商品全般で価格が急上昇し、世界的なインフレ傾向が長期化・高進する可能性が高まってきました。デフレ的経済に慣れ切った日本経済にインフレが押し寄せてきた場合、何が起きるのか──。18日の黒田東彦日銀総裁の会見では、その点が大きな焦点になると予想されます。物価が日本で上がり出したとしても一時的と言えるのか、日銀はどのように対応していくのか、日本経済は果たして世界経済の変動を潜り抜けて安定成長の道をたどれるのか、と言った点にも、内外の市場関係者の注目が集まりそうです。
今回も黒田総裁の発言が意味していることや、黒田総裁の本音がどこにあるのかが明快にわかるよう、会見終了直後の17時からどこよりも迅速に掘り下げた分析の展開を目指します。また、岸田文雄政権と日銀との距離感やマクロ政策の今後の展開についても探ってまいります。
- ロシアのウクライナ侵攻と資源高の行方
- 世界的なインフレと信用危機、FRBはどうするのか
- インフレが波及する日本、物価と成長率の展望
- 黒田日銀の金融政策と市場動向
- 岸田政権と日銀の距離感
開催概要
配信方法: オンライン配信
(本ウェビナーは 2022年3月18日(金)17:00~17:45にライブ配信されたものです)
※ご視聴に際してのシステム要件の詳細はこちらをご確認ください。 参加費: 無料(登録制)
講演者
ロイター シニアエディター 田巻 一彦 氏
昭和57年慶應義塾大学卒業、同59年毎日新聞入社。経済部記者として日銀、通産省、NTTなどを担当。平成6年1月にロイター入社。日本語ニュース副編集長、コラムニスト、日本語ニュースエディターを経て令和2年10月から現職。
リフィニティブ・ジャパン 上席執行役員 笠井 康則
国内証券・外資系証券を経て、2001年よりロイター社においてデスクトップ・サーバープロダクト関連業務に従事。2008年より株式ビジネス企画に従事し、2013年よりアジア全体の株式デスクトップおよびトランズアクションビジネスを統括。2017年より日本を中心としたクロスアセットのトレーディングビジネスを統括。2019年よりアジア全体のトレーディング、およびニュースを担当。2021年より日本における全ビジネスラインアップにおけるストラテジックなビジネスデザインを統括。
ストックボイス Worldmarketz 出演。MBA、CMA保有。