ご案内
市場の動向を大きく左右する日銀の金融政策決定会合の内容について、表面的な政策効果だけでなく、より本質的な分析を求める声が多くなっています。そのご要望にお応えするため、リフィニティブではロイター編集局と連携し、毎回の日銀会合の結果と黒田東彦総裁の会見を踏まえた金融政策の効果と影響を分析するイベントを継続的に開催しています。
10月会合後の黒田総裁の会見では、足元で起きている原油高に代表される商品価格の上昇と進み出した円安が、一時的なのか、それとも継続する可能性があるかについて、どのような見解を示すのか、多くの関心が集まりそうです。もし、ある程度継続するなら、日本企業にとってコスト増となり、日本経済の下押し要因になりかねません。また、「円安イコール景気にプラス」という状況ではなく、2015年6月のように黒田総裁が円安をけん制し、市場に衝撃が走る可能性があるのかどうかも、大きな関心事として浮上してきました。外需頼みの日本経済の弱点になる米中両国の景気減速懸念に対し、黒田総裁が強気の見通しを押し通すのかといった点もポイントになりそうです。会見終了直後の17時からどこよりも迅速に掘り下げた分析を展開してまいります。また、31日投開票の衆院選の展望とその後の政治・経済情勢につきましても解説する予定です。主なアジェンダは以下の通りです。
- 原油高・円安によるコスト上昇と日本経済
- 米金融引き締めと円安進展、「黒田ショック」の再来はあるのか
- 米中二大経済大国の景気減速懸念と展望リポートとのギャップ
- スタグフレーションリスクと日銀の金融政策
- 目前の衆院選情勢とその後の政治・経済情勢
開催概要
場所: オンデマンド・ウェビナー ※ご視聴に際してのシステム要件の詳細はこちらをご確認ください。 本ウェビナーは2021年10月28日(木)17:00~17:40に実施いたしましたライブ・ウェビナーの録画になります。
参加費: 無料(事前登録制)※メディアの方のご参加はお断りしております。あらかじめご了承ください。
講演者
ロイター シニアエディター 田巻 一彦 氏
昭和57年慶應義塾大学卒業、同59年毎日新聞入社。経済部記者として日銀、通産省、NTTなどを担当。平成6年1月にロイター入社。日本語ニュース副編集長、コラムニスト、日本語ニュースエディターを経て令和2年10月から現職。
リフィニティブ・ジャパン 上席執行役員 笠井 康則
国内証券・外資系証券を経て、2001年よりロイター社においてデスクトップ・サーバープロダクト関連業務に従事。2008年より株式ビジネス企画に従事し、2013年よりアジア全体の株式デスクトップおよびトランズアクションビジネスを統括。2017年より日本を中心としたクロスアセットのトレーディングビジネスを統括。2019年よりアジア全体のトレーディング、およびニュースに関したストラテジックなビジネスデザインを担当する。
ストックボイス Worldmarketz 出演。MBA、CMA保有。